「アジフライ」
初めてのアジフライセンターへ。
だいぶ以前から噂になっているお店でしたが、いまだ訪れたことがありませんでした。
基本メニューはアジフライだけなのに、決して作り置きもせず、パン粉をつけるのも注文毎に準備。
カウンター席に座ったので、厨房を見ているとご主人の手際の良さに目が釘付けでした。
伺ってみると、料亭で働かれていたそうで、出された品々もどれもこれもきめこやかな気配りが感じらます。
例えば、アジフライの尻尾の部分はポロッととれるように切り込みが入っていたり、浅漬けのおしんこも三杯酢風に仕上げてあったり、ほかにもいろいろ。
山椒をかけてアジフライを口にしたのも初めてでした。
アジの味が山椒の香りに乗って口の中いっぱいになりました。
アジは、胃と腎を通り、温胃、補中、健脳の効能があり、食欲不振、老化、体力減退、お腹の冷えなどによいとあります。
長夏のこの季節は、脾胃を滋養することはとても大事で、アジは○
なんとなく食欲も落ちちゃいますしね。
しかも急に気温が下がって、体調を崩している人もいるようですし。
フライではありますが、この日は揚げ物が食べたいなと思っていたので、その気持ちも満たしてくれました。
「脾は湿を嫌い、胃は潤いを好む」
このように言われますが、一食の献立の中でのバランスであったり、その日一日に何を口にしたかで全体的に調整を取ることの方が大事かなと思います。
ちなみに、こちらのお店、地下なのにとっても換気が行き届いていて、バッチリ。
この点でも安心。