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新トピック:いまを伝えることば

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日頃より海外の新聞や通信社の記事を目にするが、今ほど自分の人生や世界情勢を危惧しながら読んでいることはない。いち早く正確な情報を得ることこそが、極めて重要だと思う。冷静に正しく理解し、指図を受けてからではなく、自分で考えて行動する。そしてコロナウイルスが収束した世界で私たちはどのように生きていくのか。混乱前とはまったく異なる未来。「いまを伝えることば」を一つひとつ見つめることで、二歩三歩先を見据えて進めていければ。そう願い、始めます。

 

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昨日のロイターのサイトより。

“The Post Coronavirus Economic Recovery, According to Fisher Investments"

ポストコロナの金融・経済について、一旦「収束」に至っている中国の状況を踏まえ推論している。

 

本日のことば

 issue shelter-in-place orders

アメリカでは州がshelter-in-place ordersを発令している。shelter in placeとは屋内避難つまりは自宅避難のこと。ordersを修飾して外出禁止令という意味になる。

それでは、日本政府が主張している「外出自粛要請」とはどのような表現になるのだろうか?これが難しい。要請と言っておきながら、実際には指示あるいは命令にほぼ近い。

ジャパンタイムズでは”Many in Japan head for work desipite Abe's call to stay home in pandemic"とある。call to stay homeという表現。callということばを使うことで「必要・要求」に重きを置いている。果たしてこのことばがいまの日本の状況を伝え切れているだろうか。callよりも強制力がある、「警告・注意」を意味するcaveatはいかがだろうか。orderよりは多少規制力が弱いが、いまの日本政府がいう「要請」に近いだろう。

ちなみに「不要不急の外出を控えてください」は英語でこのように表現ができる。

Avoid non-essential traffic (or travel).

私たち国民にとってわかりやすくはっきりとしたことばで伝えることが、日本政府には求められていることを、日本語と英語を行き来することで痛感する。

 

 

 

 

 

いまを伝えることば@しめじ💚ラブ