在宅勤務
日頃より海外の新聞や通信社の記事を目にするが、今ほど自分の人生や世界情勢を危惧しながら読んでいることはない。いち早く正確な情報を得ることこそが、極めて重要だと思う。冷静に正しく理解し、指図を受けてからではなく、自分で考えて行動する。そしてコロナウイルスが収束した世界で私たちはどのように生きていくのか。混乱前とはまったく異なる未来。「いまを伝えることば」を一つひとつ見つめることで、二歩三歩先を見据えて進めていければ。そう願い、始めます。
5月12日付 The Guardianサイト内より。
Twitter社では3月上旬から在宅勤務を社員に指示しているが、今後もその勤務形態を進めていく。出勤を望む社員も少なくとも9月までは在宅で業務を行うことになる。その間のオフィスの維持・管理が課題となるようだ。
本日のことば
work-from-home
「在宅勤務(の)」という意味。記事のなかでは、work-from-home modelやwork-from-home policyという表現で使われている。現代英語では“ー”でつなぎ新語をつくる傾向がある。日本語で例えるならば、なんでもかんでもカタカナ語で表すことに近いだろうか。
「人との接触を出来るだけ控える」という大前提が突如社会に組み込まれてしまった訳だが、日本企業の中でもオフィスを構えること自体を見直す動きも出ている。1ヶ月以上の外出自粛により在宅勤務を行った企業の中には、支障なく業務を進めることができ通常よりも捗ったという意見も多く聞かれる。オンラインでやりとりができるためどこにいても仕事が出来るというのはご存知の通り。一方で、オンラインを主軸にいかにして良好な人間関係を築いていけるかがこれからの課題となる。この分野の専門家が今後さらに活躍するのだろうか。
本日、多くの県で緊急事態宣言の解除が決定するとのことだが、日本でも在宅勤務は今後も続き根付く公算が高い。必要に迫られた状況下ではあるが、業務の効率化だけではない、日本人の「働き方改革」が図らずも大きく前に進められたということである。ちなみにこの4月から以前より政府が進めてきた働き方改革が諸々始まったが、ほとんどの方々は気付く余裕すらなかったのではないだろうか。事後確認。
最後に記事の中からこちらを。
"When we do decide to open offices, it also won't be a snap back to the way it was before." the company (Twitter) said.
解除をするからと言って4ヶ月前の日本に戻ることではない、ということを自身に言い聞かせるために、今一度心に留めておきたいことばである。
ちなみにsnap backとは「(突然の)方向転換」という意味。
*「やっぱり、しめじがすき❤️(しめじ💚ラブ)」は緊急事態宣言解除に合わせて本日からお休みします。