奇抜な動き
日頃より海外の新聞や通信社の記事を目にするが、今ほど自分の人生や世界情勢を危惧しながら読んでいることはない。いち早く正確な情報を得ることこそが、極めて重要だと思う。冷静に正しく理解し、指図を受けてからではなく、自分で考えて行動する。そしてコロナウイルスが収束した世界で私たちはどのように生きていくのか。混乱前とはまったく異なる未来。「いまを伝えることば」を一つひとつ見つめることで、二歩三歩先を見据えて進めていければ。そう願い、始めます。
5月1日付 The New York Timesサイトより。
足の指にしもやけや凍傷のような症状が出る患者数が増えている。赤く腫れ上がり、場合によっては歩行にも影響があるようだ。各国からこの症状についての事例が報告されているが、現時点ではCovid-19との関連については仮説でしかない。しかしながら、同様の症状が見られる場合は、嗅覚異常や呼吸困難と同等に検査対象者として扱うべきだと現場医師は語る。
本日のことば
Covid Toe
toeとは足の指のこと。CovidとはCovid-19のことでコロナウイルスに感染した際にあらわれる症状のことを意味する。よって、今回の足の指の損傷をCovid Toeと名付けている。
今回の記事では、特に足の指の損傷についてあらゆる観点から書かれている。現場の事例に携わった医療従事者からの意見はとても貴重。冷静に一事例として受け止め知っておくという姿勢を大切にしたい。
以前このブログで取り上げた肺炎以外の脳卒中や血栓症などの症状が、先月末ぐらいから日本のメディアでも少しずつ取り上げられるようになった。海外報道より日々新しい情報や症例が伝わるが、新型コロナウイルスを意味するNovel Coronavirusという表現を見ていると、まさに新種であるだけでなく「奇抜な」動きをする存在だなと今更ながら感じてしまう。
ちなみに「遠隔医療」はtelemedicineという。telemedicine clinicはオンライン診療医院を意味する。
