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はなれていても、いっしょ。

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日頃より海外の新聞や通信社の記事を目にするが、今ほど自分の人生や世界情勢を危惧しながら読んでいることはない。いち早く正確な情報を得ることこそが、極めて重要だと思う。冷静に正しく理解し、指図を受けてからではなく、自分で考えて行動する。そしてコロナウイルスが収束した世界で私たちはどのように生きていくのか。混乱前とはまったく異なる未来。「いまを伝えることば」を一つひとつ見つめることで、二歩三歩先を見据えて進めていければ。そう願い、始めます。

 

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4月22日付 BBC・NEWSサイトより。

都市封鎖がなされているアメリカでの生活の変化を、10代、20代前半の若者の視点でまとめられている。生活の変化によってさまざまなことが制限され、それに適応していかねばならないのはアメリカでも同様。しなやかに順応しているように感じる一方で、コロナウイルスの存在が身近になっている恐怖もこぼす。しかしながら生活の変化と同時に、家族と過ごす時間の価値を悟りその愛情に気づける内面の変化があったようだ。

 

本日のことば

together from afar

togetherはご存知の通り「一緒に」という意味。from  afarとは「遠くから」を意味する。記事のなかではこのように使われている。

"people have projected movies onto the side of apartment buildings so an entire apartment can watch a movie together from afar."

つまり、アパートに投影された映画をそれぞれ離れたところで楽しむということ。togetherなのにfrom afarという、まさに現在の世の中だからあり得る「いまを伝えることば」である。個人的には映画『ニューシネマ・パラダイス』のワンシーンが目に浮かんだ。

 

日本では外出自粛要請発出から2週間が過ぎ「自粛疲れ」ということばも聞かれ始めた。コロナDV、コロナ離婚なんていう表現も。家庭内でのストレスに適応できない状況にあるのだろう。以前2度ほど触れたsocial distancingだが、この記事の中では以下のような表現が見られた。

・a social-distancing walk with my boyfriend 

・our social distancing movie night with our neighbours 

・a social distancing workout around the track

人とのかかわりを大事にしながら距離を保つという、相手への思いやりが第一にあるように感じさせるような表現である。そもそもsocialとは「社会的な」以外に「懇親の、交際上手な、打ち解けた」という意味もある。日本では、どうしてもdistancing 「距離」に重きをおく余り、本来の人間関係が築けなくなってしまっているのではないだろうか。当然、家庭内での適度な距離感が作れないのも頷ける。

今日からゴールデンウィークに入るが、今年はステイ・ホーム。決して、サーフボードを車に載せて隣の県まで移動し海でサーフィンをすることではなく、自宅でネットサーフィンをして楽しむことが正解だろう。また、変化にうまく適応していこうと意気込むよりも、生活の基本を大切に過ごせていければ。一緒に住む家族のよい所を見つけることは意外に楽しそう。今回の記事を読み、少しそう思えた。

 

ちなみに、友人などとぶらぶら遊びに行くことをhang outという。

待ち遠しい。

 

 

 

 

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