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82年生まれ、キムジヨン / チョ・ナムジェ

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日本だけでなく世界中が変化せざるを得ない状況にある2020年。私たち一人ひとりの生活も大きく様変わり。こんな時こそ、暮らしの土台を支えてくれている家での生活をたいせつにしたい。初心にもどって家での快適な時間を楽しでみよう!そんなゆる〜いテーマでしばらく自分を振り返ってみる。

 

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2018年9月に上京したとき、古本屋街である神保町を訪れました。

韓国語の本や雑貨を扱っているCHEKCCORI(チェッコリ)に前々から行きたくて。

 

『82年生まれ、キムジヨン』のことは、その書店員の方から教えてもらいました。

「これから翻訳本が出版されるので、今年の冬から来年にかけて日本でも話題になると思いますよ。韓国では相当注目されている本です」

韓国語の原書をパラと目を通しただけで棚に戻し、結局韓国語と英語で書かれた韓国の短編小説を購入。

まさかその後、その店員さんの言う通り日本でも大ヒットするとは。

 

今年の1月上旬に訪れた台北の映画館では、いち早く映画も公開されていて観てみようか迷いましたがその時は『スキャンダル』を選択。

というのもまだ原書も翻訳本もいずれも読んでいなかったから。

 

本から読むべきか、映画から観るべきか。

悩ましい。。。

 

昨年、東京のテレビ番組の撮影に通訳として同行したとき、現場ディレクターさんがこんなことを言っていました。

「僕は、日本の映画しか観ないんですよね。外国の映画だと字幕を見て理解するでしょ。そうなると、翻訳者の意思というか解釈が介在するから。原作を楽しめていないような気がするんですよね」

確かに翻訳者の解釈が作品に影響することは否めない。

自分自身のこととして、真摯に受け止めました。


では、今回の翻訳本についてはどうでしょうか。

私個人の感想ですが、大変読みやすい翻訳文だと感じました。

必要最小限の補足を加えつつも、読者が流れよくストーリーに入り込める読書感。

独特な韓国語の言い回しも、日本語の表現に軽やかに着地している。

ぜひとも原作も手に取って勉強したい、と刺激を受けた次第です。

映画『パラサイト』のように韓国社会が抱える根本的な問題を、登場人物の心境の変化とともに繊細に描写。

映画になるとどうなるのかな〜。

日本での公開は今秋あるいは初冬のようなので、また先々の楽しみが一つふえました。

 

ちなみに神保町の書店員の方によると、韓国の翻案本がこれからもどんどん出版されますよ!とのことでしたが、こちらも予言的中。

現在書店にて販売され話題になっている韓国の作品は数知れず。


昨年韓国に訪れたときに本をたくさん購入しましたが、そのほとんどが日本で現在翻訳本が出ているという偶然。

韓国にどっぷりとハマってみる時期なのかな〜。

 

揺れる想い中。

 

 

 

 

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