『充実感』
中医学において最も重要な書物『黄帝内経』を、図解とともに分かりやすい中国語で解説しています。とても楽しく学べそう。
この本を手にしながらつくづく感じることがあります。
毎回書いていることですが、うちの愛犬リオンさんが大病を患うことがなかったら、絶対に手にしていなかった本だし、そもそも中医学も薬膳も完全に私の興味の範疇外でした。
人生って何が起きるかわかりません。とはいえ、リオンさんが病気をしない方がよかったことには変わりありませんが。
それと薬膳の学びにおいて、私が長年ズルズルとのんびりと自学していた中国語が生かされていることはとても不思議に感じるところです。この中国語の本はもちろんのこと、中医学や薬膳の教科書などは中国語そのままの表現が多数あります。多くの方々がその漢字の山に、難しさを感じるようです。その点私は中国語に慣れているのでまったく違和感がありません。私は日本語と英語を日常的に使いますが(時に韓国語)、中国語は映画鑑賞以外で普段使う場面があまりありません。まさか薬膳の学ぶため、こんなに有意義に中国語を使う機会を得るとは。これもある種の充実感だと思います。