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HOW CONTAGION WORKS / PAOLO GIRDANO

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あっという間に9月も半ば。今年も残すところ3ヶ月少々。コロナで始まりコロナで終わりそうな一年となった。これから10年単位で影響があるとの見解もある。

あまりにも唐突な変化に我々は右往左往するばかり。ようやく落ち着いてきた雰囲気もあるが、油断大敵である。一方で、この未曾有の危機をどう受け止め感じ取っているのかを、私たちはどうのように表現し残していくべきか。その答えの一つが今回紹介する書籍である。

世界中で注目を集めているこの本は、『コロナの時代の僕ら』というタイトルで日本語訳も出ている。著者であるパオロ・ジョルダーノ氏は物理学者でありながら、4冊のベストセラーを出している作家である。コロナウイルスによる社会、経済、政治などあらゆることが激変したことによリ、私たちの内面と外面にどう影響を与えこれからどう生きていくべきなのかを書き綴っている。2〜3ページごとに書かれたショートエッセイ。あたふたしていた時の思いをことばにしてもらうことで、次の目標の輪郭がぼんやりと見えてくる。本当にありがたい。

 

Gain a heart of wisdom.

Don't allow all of this suffering to be in vain.

 

最後のエッセイに書かれた最後のことば。語弊があるかもしれないが、この貴重な経験を無駄にすることなく、これからより賢く生きていくための糧にしていくべきだろう。

 

ちなみに洋書だと442円、和書だと1430円。1000円もお得ならやっぱり原書だろう。端的な文章で書かれているので、とても読みやすい。賢い選択だと思う。