注視
日頃より海外の新聞や通信社の記事を目にするが、今ほど自分の人生や世界情勢を危惧しながら読んでいることはない。いち早く正確な情報を得ることこそが、極めて重要だと思う。冷静に正しく理解し、指図を受けてからではなく、自分で考えて行動する。そしてコロナウイルスが収束した世界で私たちはどのように生きていくのか。混乱前とはまったく異なる未来。「いまを伝えることば」を一つひとつ見つめることで、二歩三歩先を見据えて進めていければ。そう願い、始めます。
6月1日付 The New York Timesサイトより
アフリカ大陸のコンゴにて、エボラ出血熱による新たな死亡者が出たという報道。3月に終息宣言をしようとしていたが、今回で最終局面に至ったとしている。新型コロナウイルスや麻疹が蔓延している中、エボラ出血熱がいまだ完全終息がなされていないことになる。
本日のことば
flare up
「燃え上がる」という意味だが、この記事では「再燃する、再発する」一度鎮静化した状況が再度悪化する様子を表現することば。
今年の3月に最後のエボラ患者が退院したという報道を見ていたので、まだ終息していなかったことに驚いた。そもそもコンゴにあるエボラ川という川の名前から名付けられたウイルスで、1976年に初めて確認された。
日本では大々的に報道されることはなかったが、今後注視しないといけない事態だと感じた。専門家ではないが、新型コロナウイルスは自在に変貌する狡猾なウイルスとのこと。その場合、エボラウイルスや現地で蔓延している麻疹ウイルスと絡み合って、新たなウイルスになるのではないかという懸念が絶えない。しかも、アフリカは中国からの多額の投資がなされているため、現地での交流が始まりまた新たなパンデミックに繋がるのではないかと危惧される。
心配ばかりをしても際限ないが、やはり備えあれば憂いなし。私は来年の3月ぐらいまでのことはぼんやりと想定するようにしている。よいことも、よくないことも。
ちなみにdeclareとは「宣言する」という意味。
収束から終息に至ったと、世界中で宣言されることを願うばかりである。