ふと、ひらめいたんです。
今回の「ことばを学ぶ」では、英語、中国語、韓国語を学び始めたきっかけについて書いていきます。
2005年から語学に目覚めたわけですが、それぞれ始めた時期やきっかけは異なります。まず英語ですが、以前にご紹介した通り手に職をつけるために始めました。
実は、それよりも半年ほど前から韓国語を学んでいました。きっかけは韓国語学習のパソコンソフト。ある時、ラジオ局のテーブルに置かれていたそのパソコンソフトの箱を眺めていると、韓国語が日本語に非常に似ていることに気づきました。
「これ、楽勝じゃない」
このとても安易な考えがすべての発端です。その後、どうやって勉強したらいいかなと考え探していると、1年間3万円で留学生から外国語を習えるという企画を発見。週一回のペースで教えてもらえ、費用も抑えられるので即申し込みました。2005年の春頃のことです。
最後に中国語です。これは同年2005年12月ごろだったと思うのですが、天神で信号待ちをしている時のこと。目の前に停まった路線バスの電光掲示板を見て、ふと、ひらめいたんです。
「中国語も出来るようになったら、無敵じゃない」
その時のバスの行先表示には、日本語とせいぜい簡単な英語表記のみでした。今のように日本語、英語、韓国語、中国語(簡体字・繁体字)の表記などまったくありません。しかし私にはビビッときたのです。近い将来、必ずや日本語を含めた4ヵ国の言葉で表記されているバスが走っていると。英・中・韓が使いこなせれば、必ず活躍の場が広がっていくはず。
とは言え、実際に習得するのは別の問題。中国語についても、自分なりのやり方を探し尽くしました。結局2006年の春から、1年間だけ留学生の方に中国語の基礎を教えてもらいました。費用は1年間で2万円。私は、安いものを探すことに長けているなつくづく感じてしまいます。
ちなみに、韓国語はその後2006年2月にスピーチコンテストに出場。入賞すらしませんでしたが、10ヶ月間集中して学び最後の卒業試験のつもりで参加しました。自分で文章を書いて、練習を繰り返したので、とても言葉の血肉となったと思います。
きっかけは様々ですが、常に意識のアンテナを張り巡らすことで、先々のことを見通したり、自分が本当にしたいことが見えてくるのではないでしょうか?
次回の「ことばを学ぶ」では、多言語を学びたいと思っていた頃のことを振り返ります。
今日のことば
Nothing will ever be attempted if all possible objections must be first overcome. / Samuel Johnson
(考えられるすべての反論を最初に克服しなければならないのであれば、何事も決して試みられないだろう)