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学びやすい外国語

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今回の「ことばを学ぶ」では、日本人にとって学びやすい外国語について書いていきます。早速ですが、上の写真をご覧ください。これは2006年4月23日号のニューズウィーク日本版の記事。マルチリンガル英会話入門特集の一部です。

この調査結果によると、文法や発音などに母語と共通点がある外国語ほど学習がしやすいとのこと。私もある程度そのことは同意できます。母語以外に過去10ヶ国語をかじった私としては、母語との共通性の中でも語順というのは特に重要。例えば、日本語と韓国語は語順が同じです。加えて、発音もよく似ています。故に上の表を見ても分かるように日本人にとって、韓国語は一番学びやすい外国語のひとつです。

その隣にあるアメリカ人にとって学びやすい外国語も紹介されています。フランス語、イタリア語、スペイン語ポルトガル語、ドイツ語、スワヒリ語。そもそもアメリカ人は外国語を積極的に学ぶ傾向にはないとも言われますが、これらの言語を見るとやはり母語である英語に近しい言語ばかりです。スワヒリ語はよく分かりませんが、他の言語は基本的にアルファベット表記ですし、文法も類似しています。発音はかなり違いますが、それはそれぞれの言語の音楽ですから楽しみながらできれば良いのでしょうか。

ちなみに日本人にとって英語の難易度はどのくらいでしょう。4を最難易度にした場合、英語は難易度3。フランス語やドイツ語などと同じぐらい学ぶのが大変なんですね。もっとも難しいのはロシア語、アラビア語など、確かに日本人には未知の言語に思えてきます。(あくまで私の能力範囲での見立てですが)

当時この記事を目にして様々な言語を学び始めましたが、結局日・英・中・韓の4つの言葉しか学びを続けることが出来ず、他は上手くいきませんでした。なぜか。それは以前から書いていることですが、なぜその言語を習得したいのか、あるいは学ぶ必要があるのか。これが非常に重要。目的意識です。如何に学びやすい言語であっても、どんなに短い時間で習得できるだろう言語であっても、それを学ぶ理由が曖昧では全く自分自身に対して説得力がありません。実際に習得した英語、中国語、韓国語の中でも、自分の意識の高さが影響しているのかそれぞれの能力の差を感じます。

またとても大切なこととして、外国語を学ぶ前に母語と向き合うことから決して逃げてはなりません。このことは今後どこかで書き記したいと思いますが、「外国語>日本語」ではなく「外国語<日本語」であるべきです。これだけは間違いありません。私はまさに、このことを軽く見ていたためにしくじった失敗例の張本人ですから。

次回の「ことばを学ぶ」では、発音と聴くこととの関係について書いていきます。

 

 

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