興味をメモ帳に。
語学ではノートは必須アイテム。しかしその後書き込んだ部分は振り返らず、ひたすら新しいことを書いていくことに夢中になってしまいがちです。【ノート探検隊】では、過去の語学ノートの中から一冊を選びおさらいすることで、当時を懐かしみ自省したいと思います。読者の方々にも、参考にしていただけることがありましたらうれしいです。
ノートというよりもメモ帳サイズ。縦9㎝横13㎝。開いた状態で27㎝ほどの大きさになります。SPIRAL RING NOTEというノートで「のんびり砂漠を歩くラクダ色のクラフト紙」が使われてあり、その風合いや書き味を楽しめるようです。鉛筆と青のボールペンで書き込まれていますね。
このノートを使っていた頃は、いろんな言語に興味がありました。いつ使用していたかは定かではありませんが、10年ぐらい前のノートではないでしょうか。
それでは、内容を見ていきましょう。左側は中国語の文、右側にはMalaysianと書かれてあります。マレー語で挨拶程度の表現が書き留めてあります。英語、中国語、韓国語以外に数カ国語を習得しようと試みたことは以前にも書きましたが、新しい言語に触れると、どうしても習得願望が湧き上がってくるのです。最近はその気持ちを抑えるようにし、限られた時間や力を必要なところに注ぐようにしています。
まず中国語の部分ですが、自己紹介と中国語を使った経験について書かれています。簡単な内容ですが、会話始めにはちょうど良いと思います。最初にスムーズに話し出すことが出来るとその後も焦ることなく自分のペースで進めることができます。
また会話をする上で、相手に対する質問を用意しておくこと、そして相手の会話の勢いにあまり押されないようにすることも大切です。ゆえに最初のうちは、さまざまな場面での会話パターンを自分なりにまとめておくも一つのやり方です。事前準備は効果がありますよ。
続いてマレー語です。インドネシア語をちょこっとだけかじったことがありますが、非常に似ています。例えば、「お元気ですか?」
Apa Khabar? (アパ カバール?)
英語でいうところの"How are you?"です。インドネシア語でも同じだったはず。(記憶がおぼろげですが。)マレーシアとインドネシアは隣国ですので、言語の共通性があるのかも知れません。残念なことにまったく身についていませんが、メモ書きを見ているととても懐かしく思います。しかもラクダ色のクラフト紙が、更にいい具合に過去の記録をよい思い出に彩ってくれています。
気になったことや興味があることはやっぱり書き留めておくべきだなと思います。時間が経過する程にその内容は輝きを帯びてきます。
《おさらいポイント》
- 入門・初級の方は、場面毎の会話パターンを自作し練習すると良いでしょう。
- メモを取ることは得を積むこと。いずれ自分の財産になります。