今の日本につながる英語
語学ではノートは必須アイテム。しかしその後書き込んだ部分は振り返らず、ひたすら新しいことを書いていくことに夢中になってしまいがちです。【ノート探検隊】では、過去の語学ノートの中から一冊を選びおさらいすることで、当時を懐かしみ自省したいと思います。読者の方々にも、参考にしていただけることがありましたらうれしいです。
コクヨの50枚綴りのノート。表紙は薄茶色。おしゃれな見た目というよりは実用的なまとめやすいノートです。
内容はTIME誌を読んで単語や表現を書き抜いてあります。2017年11月〜12月ごろのようですね。それでは、今回はその中から以下の4つを拾い上げます。
① stuffy
風通しの悪い、鼻が詰まった、堅苦しい
コロナウイルスが感染しやすい状況のひとつに「換気の悪いところ」が挙げられます。まさにstuffy spaceやstuffy roomなどと言えます。鼻が詰まったがstuffyなら、鼻水はrunny noseと言います。
② 〜 is a stretch.
〜はまだ先の話である。
stretchと言えば、体を伸ばすようなストレッチという意味を最初に思い浮かべるでしょう。広がり、伸ばすこと、拡大解釈など、意味合いの伸縮性のある単語です。この表現は、その意味の通りある事柄がまだ先の話という場合に使う表現です。お肉券やお魚券を配る配らないの論議は「まだ先の話である」ということです。わかりやすいでしょ。
③ ventilator
人工呼吸装置、換気扇
昨晩こんな速報が入りました。
Trump demands GM start making ventilators.
現在アメリカは世界一のコロナウイルス感染者を抱えています。トランプ大統領は世界的企業GMに人工呼吸装置を製造するように要望を出したようです。どの国でも、マスクも、医療用品も、人工呼吸装置も、何もかも足りない状況になっています。
④ anonymous generosity
匿名の善意
甲府市の中1の女の子が612枚のマスクを手作りし寄付したというニュース。彼女は日本人の誰よりも今の日本のことを考えていると思いました。善意は匿名でなくていいのではないでしょうか。想像して備えること。そして相手のことを思いやること。それがgenerosityではないでしょうか。形容詞はgenerous。
《おさらいポイント》
- いま生きていることばで正確な情報を得ていきましょう。