良単語は頭に難し?
語学ではノートは必須アイテム。しかしその後書き込んだ部分は振り返らず、ひたすら新しいことを書いていくことに夢中になってしまいがちです。【ノート探検隊】では、過去の語学ノートの中から一冊を選びおさらいすることで、当時を懐かしみ自省したいと思います。読者の方々にも、参考にしていただけることがありましたらうれしいです。
縦25㎝横18㎝、開くと横36㎝の一般的なリングノート。
左ページには、ページ、英単語、発音記号、品詞、日本語の順番で記載。
右ページには、例文が抜き出してあり、上段に“Special Double Issue:The Global Warming Survival Guide”と明記。地球温暖化の特集号のようです。
しかも洋雑誌TIMEであることや日付も書いてあるので分かりやすい◎
文字の大きさも5ミリ程度で見やすい◎
おっ、今回のノートはなかなか上出来ではないでしょうか⁉︎
でもよく見ると、採取してある単語が・・・難易度高し。
特に医療単語と表現が目につきます。
例えば、metastatic。意味は「(癌など)転移の」、名詞はmetastasis。
転移という表現にはこの単語を使います。知っているかどうかで、文章や会話の理解度が左右されるでしょう。キーになる単語です。
関連する単語で注目するならば、chemotherapeutic。意味は「化学療法の、化学療法薬剤」、名詞はchemotherapy 「化学療法」。
会話では略してchemoとも言います。metastasisと一緒に書き留めておくことで、普段は使わない単語や表現でも無理なく身につくでしょう。しかも英語学習をしながら、ある分野についても学べて、一石二鳥。
その際に、難しそうだからという理由で倦厭するのではなく、何にでも興味を持って一度は取り組んでみる姿勢が大事ですよね。
ちなみに、普段私が英語で会話をする際このページの単語を使っているかと問われると、ズバリ使っていません!医療に関する通訳の際に確認する程度。しかしながら、ほとんどは知っている単語や表現ではあります。
《おさらいポイント》
- 難しい単語でも関連する表現と一緒にまとめることで身につきやすい。
- 会話ではあまり使われない単語でも、知っているといざという時に助かる。