「なんで英語?」「生きていくためです」
【ことばを学ぶ】では、一念発起して独学で語学に取り組み英・中・韓を習得、通訳・翻訳家になるまでのストーリーを綴ります。語学にご興味のある方々に少しでもお役に立てればこの上ない喜びです。
かれこれ14年前の10月、レギュラー番組を降板。
ショックで頭が真っ白に。。。
「これからどうやって生活をして行こうか」と思い悩む日々が続きました。
「今の自分にできることは何だろうか?」
ずっと自分の好きなことを仕事にしてきたものの、若さと勢いだけで突き進み実力も技術も何も身に付いていませんでした。
「どうしよう。。。」この言葉ばかりがいつも頭の中を巡っていました。
学生の時に好きだったことは、「英語を勉強する」こと。
人が知らないような難しい単語を知っていることに妙な満足感を感じていた。
でも海外生活の経験は全くなく、リスニングも大の苦手。
大学卒業後5年が経過し、be動詞の”are“が書けなかったことには絶望しました。
でも、私には英語を学ぶ以外に他に選択肢がなく、生きていくためにはどうしても英語の習得が必要だったのです。
(今思えば、自分が勝手に思い込んでいたのかもしれませんが。。。)
「ピンチをチャンスに」という言葉はよく聞かれますが、この出来事が私にとっての人生の分岐点となりました。
そして「とにかく生きていくためにはどうすればいいのか」という問いに自身が考え抜いたことが、とても大切だったと思います。
次回の「ことばを学ぶ」では、決断してからまず何を始めたのかをご紹介します。
今日のことば
Let no feeling of discouragement prey upon you, and in the end you are sure to succeed. / Abraham Lincoln
(失望感に苛まれないようにすれば、最後には必ず成功する)