大掃除でときめく
【ことばを学ぶ】では、一念発起して独学で語学に取り組み英・中・韓を習得、通訳・翻訳家になるまでのストーリーを綴ります。語学にご興味のある方々に少しでもお役に立てればこの上ない喜びです。
お恥ずかしい話。
以前の私は掃除のできない人間でした。
はっきり言って、できないのではなく只々怠け者なだけ。
実は、英語を独学で習得すると決心してまず取り組んだことこそ、ゴミ屋敷を人が心地よく住める空間に戻すことでした。
机の上や引き出しの状態が自身の頭の中を表しているとよく言われますが、まさに当時の自宅は私の心と頭の中そのもの。すべてがぐちゃぐちゃで、私のモヤモヤとした心持ちと重なりました。
およそ1ヶ月の大掃除の末、見違える程スッキリと清潔な部屋を取り戻すことができました。この経験から、現在に至るまで毎朝掃除を欠かしたことがありません。
近藤麻理恵さんの片付けや収納についての書籍が世界中で話題になっていますが、整理整頓をすることで感じる「ときめき」という言葉を英語で“spark joy”と言うそうです。この表現は当時の私の気持ちを本当に言い得ているなと感じます。心がウキウキと弾み、やる気がみなぎる感じ。この湧き上がる思いこそが、語学にとってとても大事なことです。
次回の「ことばを学ぶ」では、身の回りの整理整頓をした後に考えたことを記します。
今日のことば
Act as if what you do makes a difference. It does. / William James
(自分の行動が変化をもたらすかのごとく行動しなさい。それが変化をもたらすのだ)