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『殴るぞ①』 吉田戦車 著

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 福岡では毎年秋にブックオカという本のイベントがあり、路肩で古本市も開催。この本との出会いは、その古本市でのこと。

 

わんちゃんと散歩がてら古本散策をしていると、仕事関係の先輩と出くわす。古本を売っているところをちょっとお邪魔して、お互いの仕事のことやたわいのない話をしていた。ふとした瞬間一冊の本が目に飛び込んできた。哀愁漂う出で立ちで、どことなく間が抜けたわんちゃんのイラスト。私はすかさず、話そっちのけで隣のお店のその古本を手に取る。

「殴るぞ、吉田戦車?」

初めて見る作家名に首を傾げていると、知人の先輩が一言。

「あー、吉田戦車だね。結構昔に漫画で流行ったよね。知らん?」

初見する名前だったが、そんなことよりこのわんちゃんの顔を見ているとこのまま手放すことはとても出来ず、値段150円を100円にちゃっかりと値切って即購入。内容は全く目を通していなかったが、帰宅まで期待感が高まっていった。

 

1時間の熟読。4コマ漫画のシュールな笑いと絵の力。話の登場人物はそれぞれ異なるが、読み進めていく程に一話一話が連なり妙に面白い空気感が生まれていた。

 

今までさほど漫画に興味があったという訳ではないが、ハマり出すときっと中毒になって何冊も読み耽ってしまうんだろうなと思ったので、それ以上Amazonで検索し探すのは控えることにした。

 

レコードを選ぶ時ジャケ買いすることはあったが、古本をカバー買いするとは。今回は運良く良本を引き当てたので、たまにはいいのかなと思っている。

 

ちなみに、この作家の方はきっとわんちゃん愛好家と推察。なぜなら、あの足のラインの感じや口が微妙に開いているところは、わんちゃん愛好家だからこそ分かること。やっぱり間抜けそうで可愛い。(でも漫画の中ではかなりの策略犬)