「季節のめぐみ」
土用の日を過ぎてから、ほんとにかすかにですが朝夜の暑さが緩んできたように感じます。
「鬼灯」と書いて「ほおずき」と読みます。
ちょうどこの時期から出回る果物ですね。
この実がまるでさくらんぼのようで、甘味のしっかりとしたトマトのような後味もします。
見た目の可愛さと、やさしい味わいについつい手が伸びてしまいます。
食物の性味帰経効能の観点からすると、「瀉する」作用が強いようです。
降ろしたり、出したりする効果ですね。
具体的には、熱をもつ腫れ物、喉の痛み、むくみ、咳などに。
7月後半から10月ぐらいに出回るものなので、自然の恵みを取り入れながら自分の状態を改善。
目的に合わせて食を用意して楽しむ、これこそ薬膳ですね。