うちの卵焼き
日本だけでなく世界中が変化せざるを得ない状況にある2020年。私たち一人ひとりの生活も大きく様変わり。こんな時こそ、暮らしの土台を支えてくれている家での生活をたいせつにしたい。初心にもどって家での快適な時間を楽しでみよう!そんなゆる〜いテーマでしばらく自分を振り返ってみる。
昨年、ある時ドキュメンタリー番組を見ました。
ひとりの全盲男性弁護士の方について伝えていました。
奥さんも目が不自由ですが、料理も家事もきちんとこなしています。
でも卵焼きだけはどうしてもうまくできない様子。
小学校低学年の娘さんといっしょに卵焼きを作っていると、
「崩れちゃったあ」と言う娘さんのことばに、少しだけ寂しそうな表情を見せていました。
出来上がった卵焼きが食卓へ。
家族4人での夕食の場面を見ていると、急に同じ卵焼きが食べたくなりました。
実際に自分でも作ってみて驚きました。
普段の卵焼きよりもふんわりと仕上がり、しかも美味しい!
崩れることで空気がいい具合に入るからかな〜などといろいろ考えましたが、いまだにその理由はわかりません。
料理はもちろん見た目のよさも大切ですが、それ以上に愛情なんでしょうね。
ふたりのお子さんたちはそのことをしっかりと受け止めているように感じました。
番組を見て以来、これがうちの卵焼きの定番です。
しめじ💚ラブ